初心者でも分かるスケートボードの選び方について解説しよう!
ギアごとの選び方や特徴、人気のブランドなどを完全収録してみたぞ!
記事の目次
これからスケートボードを始めたい人へ!
近年ますます人気が高まっているスケートボード!
この記事を見ている人にもこれからスケートボードを始めてみたいという人もいるだろう!
「自分に合うスケボーってどれを選べばいいの?」といった疑問もないだろうか。
そこで!ここではスケート初心者でも分かるスケートボードの選び方について分かりやすい解説しているぞ!
これから本格的にスケートボードを始めてみたい人から、すでに始めている経験者まで参考にしてほしい!
スケートボードは大きく分けて3タイプ!
(ショート)スケートボード
オールマイティに使える定番スケートボード!
(ショート)スケートボードは、オリンピック競技でも使用されるタイプの、誰もが見慣れた最も普及している定番スケートボードだ。
トリックをしやすい造りとなっているのが特徴で、さまざまなスケボー技を繰り出すことができる。
ストリートでもパークでもシーンを選ばず使うことができ、オールマイティーに使えるスケートボードとなっている。
「ストリートスケートボード」と呼ばれたりもするぞ。
(ショート)スケートボードはこんな人におすすめ!
定番のスケートボードを選びたい人や、さまざまなトリックを繰り出したいと思う人におすすめだ!
ロングスケートボード
ゆったり楽しめる大型のスケートボード!!
ロングスケートボードは、長いデッキが特徴の大型サイズのスケートボードだ。
飛んだりするなどのトリックには向いていないが、ゆったりとしたスケーティングを楽しむことができる。
サーフィンに近い乗り心地から、サーファーならオフトレにも最適だ。
安定感があり、初心者でも比較的すぐに乗ることができ大人や女性に人気を集めている。
ロングスケートボードはこんな人におすすめ!
ゆったりとスケートを楽しみたい人や、サーフィンのオフトレをしたい人などにおすすめだ!
クルーザー
クルーズスケートに最適なスケートボード!!
クルーザーは、名前のとおりクルージング向けに造られたスケートボードだ。
PENNY(ペニー)というメーカーの商品がヒットし人気が高まっているタイプとなっている。
滑走性能に優れており、さまざまな場所を移動しながらのスケーティングを楽しむことができるぞ。
コンパクトなものが多く、手軽に持ち運べるのも嬉しいところだ。
クルーザーはこんな人におすすめ!
クルージングスケートを楽しみたい人や、手軽に使えるスケートボードを求める人におすすめだ!
初めてなら(ショート)スケートボードがおすすめ!
これからスケートボードを始めてみたいと思っている人は(ショート)スケートボードがおすすめだ!
パークでもストリートでもシーンを選ばず使えるのでまず間違いない。
なのでここからは、(ショート)スケートボードについての選び方の解説をしていくぞ!
スケートボードのギアについて知ろう!
スケートボードは、デッキ、トラック、ウィール、ベアリングなどのギアの組み合わせでできている。
スケートボードを始めるなら基礎知識として最低限これら主要なギアについて知っておこう!
各ギアをカスタムすることで滑走性能や乗り心地も変わってくるぞ。
デッキの選び方
デッキとは?
デッキとはスケートボードの板(ボード)の部分。
横幅(サイズ)」や長さはいろいろなものがあり、自身のスケートスタイルや身長に合わせて選ぼう!
最適なデッキサイズ(横幅)の選び方
デッキのサイズは一般的に横幅のことをいい、表記はインチで表されます。
7.5~7.75インチあたりが基本サイズとされるので、それを基準にスケートスタイルに合わせて選べばOKだ!
回し系トリックなどをメインとするストリートスケート重視なら細め、エアー系トリックを中心とするランプスケート重視には太めが適しています。
幅 7.25インチ以下 | 細めサイズ。ストリートスケート向け。 軽く、回し系の技が出しやすい。 |
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幅 7.5~7.75インチ | 普通サイズ。オールラウンド。 幅広いスケーティングに対応できる。 |
幅 8.0インチ以上 | 太めサイズ。ランプスケート向け。 安定性が高くバランスが取りやすい。 |
初心者におすすめのデッキサイズは?
初心者のサイズ(横幅)は、7.5インチ以上が安定しておすすめだ!
キックやコンケーブといったそり返しも違いがあるが気にしなくてもOK!
最適なデッキの長さは?
デッキの長さは身長に合わせて選ぼう!。
長過ぎたり、短過ぎるとトリックを繰り出しにくくなってしまうぞ。
ただし、初心者なら多少の前後はそこまで気にしなくてもOKだ。
27インチ(68cm)~28インチ(71cm) | 身長 ~140cm |
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28インチ(71cm)~29インチ(73cm) | 身長 140~150cm |
29インチ(73cm)~30インチ(73cm) | 身長 150~160cm |
30インチ(73cm)~31インチ(78cm) | 身長 160~170cm |
31インチ(78cm)~32インチ(81cm) | 身長 170~180cm |
32インチ(81cm)~ | 身長 180cm~ |
※適正サイズはあくまで目安だ。条件や好みによって変わってくるぞ。
トラックの選び方
トラックとは?
トラックとはデッキとウィールをつなぐ金属の接合部のことだ。
一般的にトラックの高さの違いで「LOW(ロウ)」と「HIGH(ハイ)」の2タイプに分かれているぞ。
LOW(ロウ)とHIGH(ハイ)で何が変わる?
トラックのLOW(ロウ)とHIGH(ハイ)では、地面とデッキの距離に高低差が出る。
トリックの繰り出しやすさや、接合できるウィールサイズが多少変わってくるぞ。
ただその違いはわずか5mmほどなので、大きな違いがあるわけではない。
熟練者になるとこだわりたい部分になるが、初心者の人はあまり気にしなくても全然OKだ。
LOW(ロウ)の特徴 | 回し技がやりやすい。クイックな動きがしやすい。 |
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HIGH(ハイ)の特徴 | 大きいウィール装着できる。ハイオーリーを繰り出しやすい。 |
初心者におすすめのトラックタイプは?
「LOW(ロウ)」でも「HIGH(ハイ)」でも初心者にとってはスケーティングに大きな影響はない。
あまり気にする必要はないが、どちらかというと安定するLOW(ロウ)がおすすめだ!
ウィールの選び方のポイント
ウィールとは?
ウィールとはスケートボードのタイヤのこと。
大きさ(直径)や硬さなどの違いがあり乗り心地が変わってくる。
プラスチックやウレタンなどの素材によってもスライド性や耐衝性などの違いもあるぞ。
"大きさ(直径)"での違いは?
ウィールの大きさ(直径)で、スピードや走行性が変わってくるぞ。
大きくなればなるほどスピードが速くなり、逆に小さくなるほど細かな動きを取れるようになる。
トリック重視なら小さめ、クルージング向けなら大きめと覚えておいてもOKだ。
60mmを超えるような大きいウィールは、デッキとぶつかるウィールバイトを起こす可能性があるので注意しよう。
50mm以下 | 小さめ。トリックが繰り出しやすい。 |
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51~54mm | 普通。バランスが取れている。 |
55mm以上 | 大きめ。早いスピードの走行が可能。 |
※上記表はハードウィールの場合
"硬さ"での違いは?
ウィールの硬さは、乗り心地と操作性に違いが出てくるぞ。
硬いほどスライドするのでトリックを出しやすいが、荒れた路面には弱い。
柔らかければ路面の影響を受けにくいので荒れた路面でもグイグイ進むことができるぞ。
トリック重視なら硬め、クルージング向けなら柔らかめが適している。
ちなみに一般的なプラスチックウィールは硬めとなる。
98A以上 | 硬め。ハードウィール。トリック向けでは一般的。 |
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97A以下 | 柔らかめ。ソフトウィール。クルージング向け。 |
初心者におすすめのウィールタイプは?
初心者には一般的なハードタイプで、サイズは51~55mmサイズのウィールがおすすめだ。
大体のコンプリートデッキに付いているプラスチックウィールがこれになるぞ!
ベアリングの選び方のポイント
ベアリングとは?
ベアリングは、ウィールの中に組み込まれる回転を補助する部品のこと。
ベアリングがあることでウィールの回転を加速させスムーズに走行できるようになるぞ。
ABEC(エイベック)という回転性能規格があり、グリスタイプとオイルタイプがある。
ABEC(エイベック)による違いは?
ABEC(エイベック)は、通常3、5、7の3種類となっており、数値が大きいほどスピードが速くなるぞ。
ABEC 3 | 普通。初級者向け。 |
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ABEC 5 | やや早め。中級者向け。 |
ABEC 7 | 早め。上級者向け。 |
グリスタイプとオイルタイプで何が変わる?
ベアリングには潤滑油がグリスとオイルの2タイプがあある。
グリスタイプはメンテナンスが不要で扱いも楽なのがメリットで、オイルタイプは定期的なオイル注入が必要になるものの回転性が非常に優れるのが特徴だ。
グリスタイプ | 一般的。メンテナンスが不要。 |
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オイルタイプ | エキスパート向け。速い。メンテナンスが必要。 |
初心者におすすめのベアリングタイプは?
初心者にはスピードが早くても乗りこせないと意味がなく、かえって危険でもあるためABECは3で十分だ。
またメンテナンスも不要なグリスタイプの方がおすすめだぞ。
初心者必見!間違いないスケートボードの選び方!
ノーブランドのスケートボードはやめておこう!
見た目は同じでも性能は全然違う!
スケートボードを購入するときに気を付けて欲しいのはノーブランドのスケートボードを選ばないということだ。
数あるスケートボードには、スケートメーカー製のものと、いわゆるノーブランドのものがあり、見た目は同じでも性能には大きな差がある。
ノーブランドのスケートボードは、滑走性能がとても悪くまったくスケーティングを楽しめないものも存在している。
ホームセンターやディスカウントショップで売られている3000円とかの格安スケートボードは、安いのでついつい選びたくなるが本格的に楽しみたいのならスケートブランドのものを選ぼう。
ブランドスケートボードの価格帯は?
スケートブランドを知らなくても、適正価格を知っておけば参考になるだろう。
この価格よりも大幅に安いものは性能や品質が大きく劣ることがあるのでやめておこう。
コンプリートデッキ(完成品) | 9千円~2万円 |
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デッキ | 4千円~1万円 |
トラック | 3千円~7千円 |
ウィール | 3千円~6千円 |
ベアリング | 2千円~6千円 |
正規のスケートボードってなんでこんなに高いの?
正規のスケートボードって意外と高いと思う人は少なくないだろう。
それは各ギアがしっかりとした工業製品でできているためコストがかかっているためなのだ。
しかしその分耐久性も高いので長く使えることになる。
逆に格安スケートボードはすぐに壊れることが多くかえって損をしてしまうぞ。
初心者はコンプリート(デッキ)を選ぼう!
コンプリート(デッキ)とはギアが全て組まれた完成品のことで、スケートボードを初めて購入するという初心者にはおすすめだ。
ギアごとにこだわることはできないが、バランスよくセッティングされているのでまず間違いはないぞ。
またギアごとに購入するよりも価格も安いので購入しやすいだろう。
スケートショップで購入しよう!
スケートショップではスケートブランドのものだけを扱っているので安心して購入できるぞ。
また、実店舗ならスタッフの人にアドバイスをもらいながら選べるので近くにあれば行ってみよう!
迷ったらこれ!初心者にもおすすめの人気スケートブランド11選!
PHOTO : https://www.facebook.com/lakailtd
スケートブランドと一言で言ってもその数は非常に多く存在しているのでどれを選べばいいか迷うことも。
ここからは初心者にもおすすめのスケートブランドをいくつか紹介していくぞ!
国内でも取り扱いが多いブランドに絞っているので購入しやすいと思うぞ!
ELEMENT(エレメント)
「ELEMENT(エレメント)」は、トップレベルのライダーを抱える大人気ブランド。
最新素材のデッキは耐久性に優れ、跳ねも良く多くのファンに支持されている。
自然との調和をコンセプトにしたグラフィックデザインも魅力だ。
BAKER(ベイカー)
「BAKER(ベイカー)」は、パンクスタイルを貫くハードコアスな人気スケートブランドだ!
ブランドロゴが全面に印刷されたデッキはとても有名だ。
癖のないシェイプでオールラウンドに使えるデッキは評価も高い。
ENJOI(エンジョイ)
「ENJOI(エンジョイ)」は、名のとおりスケートを"楽しむ"ことをテーマに掲げる老舗ブランドだ。
パンダのキャラクターが有名でポップでユニークなグラフィックが魅力。
デッキは質も良く、エキスパートからの支持も高い。
DARKSTAR(ダークスター)
「DARKSTAR(ダークスター)」は、デッキ生産量トップクラスを誇る一大スケートブランドだ。
ハードコアなグラフィックデザインに同調するように過激スタイルのライダーをサポートしている。
豊富なサイズ展開があり、日本でも取り扱いが多く購入しやすいブランドだ。
TOY MACHINE(トイマシーン)
「TOY MACHINE(トイマシーン)」は、アートなデザインが特徴の人気ブランド。
アメコミ風のモンスターが描かれたデッキはスケート界を超えて広く知られている。
デッキは緩めのコンケーブで安定性に優れており乗り心地も抜群だ。
BLIND(ブラインド)
「BLIND(ブラインド)」は、堀米雄斗氏も所属する世界的スケートブランド。
やや強めのキックとコンケーブを持つデッキはトリックも抜群に繰り出しやすい。
ストリートスケーターからは特に根強い支持を集めている。
REAL(リアル)
「REAL(リアル)」はスケートの本場サンフランシスコ発のスケートブランド。
スケートとミュージック、アートの融合をコンセプトに掲げている。
デッキはやや幅広なモデルが多くランプスケーターなどから特に支持が厚い。
GIRL(ガール)
「GIRL(ガール)」は、スターライダーが多数所属するアメリカの大人気ブランドだ。
センス抜群なアートワークで描かれたグラフィックデザインも魅力で、名前のとおり女子にもおすすめしたいブランドだ。
SANTA CRUZ(サンタクルーズ)
「SANTA CRUZ(サンタクルーズ)」は、1973年から続く老舗ブランド。
ハードコアなアートデザインが特徴で、アパレルなどはミュージシャンなどにも人気を集めている。
やや幅広なデッキはパークやミニランプをメインに使いたい人におすすめだ。
ENUFF(イナフ)
「ENUFF(イナフ)」は、2006年に設立されたイギリス発のニューブランド。
カナディアンメープル100%ながらリーズナブルな価格を実現したデッキで人気を集めている。
癖のないグラフィックは万人向けといえ、初心者にも一押しのブランドだ。
SUNABE(スナベ)オリジナル
「SUNABE(スナベ)」は、有名な沖縄発の国内スケートショップ。
高品質ながら圧倒的なコスパを誇るオリジナルのコンプリートデッキを販売している。
無地デザインではあるものの、シンプルが好きな人にはおすすめだ。
スケートボードに合わせて欲しいアイテムとは?
スケートボードを始めるなら合わせて持っておきたいアイテムを紹介しよう!
最初はすべて揃えなくても良いが、本格的に続けるならどれも必要になるぞ!
スケートシューズ
スケートシューズはスケートボード向けに造られた専用シューズのことだ。
実際にほとんどのスケーターが履いており、スケート時には必須のアイテムといえる。
ファッション性も定評があり、ストリートファッションのアイコンともなっている。
参考価格 5,000円~10,000円
プロテクター
スケートボードは怪我が付き物といえる危険性の高いスポーツ。
そんな怪我のリスクから身を守ってくれるのがプロテクターだ。
またスケートパークにおいては、ヘルメット着用が義務付けられていることがほとんどなのでスケートパークで滑るには必需品ともなっているぞ。
参考価格 2,000円~5,000円
スケートツール
スケートツールは、スケート専用の工具のことだ。
スケートツールがあればギアの取り外し作業をこれひとつで行うことができ、さらにスケート中にゆるんだナットを閉め直したい時にも使える。
「T字」の形をしたものが主流で、その他の形状もある。
参考価格 500円~1,000円
まとめ
以上が、初心者でも分かるスケートボードの選び方の解説だ。
これからスケートボードを始めてみたいと思っている人はぜひ参考にスケートボードを手に入れてほしい!
そしてスケートボードを手に入れたら早速乗って楽しんでみよう!
スケートナビではトリックやテクニックの解説もしているぞ。